介護と言われて、まず皆さんが思いつくのが、特養などの施設でしょう。
施設を含め、虐待等の様々なニュースが流れています。
慢性的な人手不足と言われている業界ですが、介護を必要としている高齢者は、年々増えていくばかりです。
特養に関しては、要介護度3以上の方でないと入居できません。
入居されている方の中には、職員に対しての暴言暴力がひどい方も少なくありません。
その為、とてもストレスが溜まりやすい業界でしょう。
そのような現状なので、感情をコントロールできない一部のスタッフが、高齢者虐待に走ってしまうのです。
感情のコントロールももちろん必要ですが、誰かに話を聞いてもらったりする等して、ストレスを溜め込まないようにしていくことが必要です。
施設に限らず介護の現場では、「入居者・利用者の気持ちに寄り添いましょう」とよく言われています。
先述した様に、介護業界は人手が圧倒的に足りません。
その中で、果たしてそれが可能なのかというと、答えははっきり言って「ノー」です。
気持ちに寄り添ってばかりでは、業務が回らず、結果的に自分達の首を絞める事になってしまいます。
ただし、施設といえども、四六時中忙しいわけではありません。
余裕がある時に入居者の気持ちに寄り添って話を聞く、そのような職員が多いのです。
入居者・利用者との距離を適度に保つことが、介護の業界では必要なことです。
あまり距離を近づけ過ぎない方がストレスが溜まりにくく、人手不足で多忙でも、虐待等の最悪な事態を回避できます。